
米国株投資でよく聞くS&P500って何?どうしてみんなS&P500に投資するの?
S&P 500指数は、株式市場全体のパフォーマンスのバロメーターだ。
大企業のパフォーマンスの指標として最も高く評価されているぞ。
そのことを念頭に置いて、
- すべての投資家がS&P 500インデックスについて知っておくべきこと
- どのように役に立つのか
これらについて説明していく。
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- 1 S&P 500インデックスとは何か?
- 2 会社の重み付け式と計算
- 3 S&P 500インデックスにはどの企業が含まれているか?
- 4 なぜみんなS&P 500で投資するのか?
- 5 S&P500対ダウジョーンズ工業株30種平均
- 6 S&P500対Nasdaq
- 7 S&P 500インデックスにどのように投資するか?
- 8 S&P 500への投資はどんな人がやるべきか?
S&P 500インデックスとは何か?
S&P 500(Standard&Poor’s 500とも呼ばれる)は、合弁会社S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの登録商標だ。
これは、米国企業500社で構成される株価指数であり、一般に、米国の株式が全体的にどのように動いているのかを示す最良の指標とされているぞ。
S&P 500指数は、時価総額(株価×発行済み株式数)によって加重される。
これは、企業の評価がインデックスのパフォーマンスに影響を与えるってこと。
上場している各企業は、単にインデックスの1/500を表しているわけじゃない。
AppleやAmazonなどの大企業は、 Macy’sやHarley-Davidsonなどの比較的小規模な企業よりもS&P500インデックスに大きな影響を与える。
重要な点の1つは、これらは500もの大企業の株式銘柄を集めたものだけど、それぞれ評価は様々と言うことだ。
S&P500に含まれる大きな企業のいくつかは、1兆ドルを超える時価総額を持っている。
最小のS&P500企業は時価総額が60億ドルから70億ドルなので、これは200倍以上だ。
S&P 500インデックスの値は、企業の時価総額データに基づいて、取引日ごとに常に変動する。
会社の重み付け式と計算
S&P500株の加重式はかなり単純だ。
まず、会社の時価総額は、各会社の発行済み株式数に現在の株価を掛けることによって決まる。
企業の時価総額=発行済み株式数×現在の株価
次に、すべてのS&P500構成銘柄の時価総額を合計する。
さらに、各企業の時価総額を合計で割って、インデックスでのウェイトを決定する。
たとえば、すべてのS&P 500企業の合計時価総額が10兆ドルで、1つの企業の時価総額が1兆ドルである場合、その銘柄はインデックスの10%を構成することになるってことだ。
S&P 500インデックスにはどの企業が含まれているか?
S&P 500インデックスは、500社が発行した505株で構成されている。
なぜS&P500なのに505銘柄なのかと言うと、いくつかの企業が複数の株式を発行しているからだ。
たとえば、Googleは2種類のティッカーシンボルがある。
GOOGとGOOGLEだ。これはグーグルが2種類の株を発行しているということ。
何が違うのかと言うと、GOOGは議決権のない株で、GOOGLは議決権のある株だ。
株式を買うとはその会社のオーナーになるということ。
つまり、会社の経営に口を出せるってことだ。
実際に会社を経営するのは経営者だけど、株主はそれに賛成したり反対することができる。
この権利のことを議決権と言うぞ。
さて、S&P500にどの企業が含まれているのかだが、
505銘柄紹介しても意味がないので、2022年1月現在のS&P 500インデックスの上位10社を見てみよう。
このリストとその順序は、業績とともに変化する。
- Apple(NASDAQ:AAPL)
- Microsoft(NASDAQ:MSFT)
- アルファベット(NASDAQ:GOOGL)(NASDAQ:GOOG)
- アマゾン(NASDAQ:AMZN)
- テスラ(NASDAQ:TSLA)
- メタプラットフォーム(NASDAQ:FB)
- Nvidia(NASDAQ:NVDA)
- バークシャーハサウェイクラスB(NYSE:BRK.B)
- テスラ(NASDAQ:TSLA)
- UnitedHealth Group(NYSE:UNH)
- JPMorgan Chase(NYSE:JPM)
- データソース:ダウジョーンズS&Pインデックス。