
オンライン飲み会の教科書 ~今さら聞けないZoom飲みの基本~
こんにちは。ゆりえもんです。
2020年の春、外出自粛によって家で過ごす時間が多くなり、「オンライン飲み会」をやる人が急増しました。
SNS上ではオンライン飲み会の写真を毎日のように見かけ、芸能界でもいろんな人が開催していますよね。
でも、いざオンライン飲み会をやろうとすると、こんな悩みがあったりしませんか?
・初めてのオンライン飲み会でやり方がわからない
・ビデオ通話ツールをうまく使えるか不安
・音声トラブルで会話が途切れてしまう
・沈黙が多く、会話が盛り上がらない
私は2019年の9月から、オンラインサロンの仲間と毎月オンライン飲み会を開催しています。
https://twitter.com/irodorimemory/status/1177900497358880773?s=20
これまでファシリテーター(司会進行役)を10以上回務め、参加者からは「すごく楽しかった!またやりたい!」という感想を毎回もらっています。
https://twitter.com/minamitesou/status/1188253861380644865?s=20
https://twitter.com/youcyanman/status/1244302655721050118?s=20
https://twitter.com/maaarublog/status/1244270049570869248?s=20
最近では、オンライン飲み会のやり方を相談されることも増えています。
そんな私の経験がこれからオンライン飲み会をやる人の参考になればと思い、この教科書を作りました。
▼この教材をおすすめする人
・オンライン飲み会をやってみたい
・Zoomの使い方をあまりわかっていない
・オンライン飲み会で司会者をやることになった
・オンライン飲み会で失敗したからリベンジしたい
「オンライン飲み会ってどうやるの?今さら聞けない!」と思っている人も大丈夫。
まだ間に合います。
この記事を参考にして、大切な仲間とのオンライン飲み会をバッチリ楽しんでください!
第1章:オンライン飲み会とは?
まず最初に、オンライン飲み会とはどんなものなのでしょうか。
オンライン飲み会とは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの通話機能を使って、離れた場所にいる相手とオンライン上の同じ空間で飲み会をするというものです。
普通の飲み会とは違った特徴があり、
◎家にいながら気軽に飲み会ができる
◎パソコンやスマートフォンがあれば誰でも参加できる
◎離れたところにいる仲間と会話を楽しめる
◎外で飲むときよりも落ち着いて話せる
など、いろいろなメリットがあります。
外出自粛でなかなか人に会えなくても、気の合う仲間と楽しく飲み会ができたら嬉しいですよね。
こんなご時世だからこそ、オンライン飲み会をコミュニケーションの場として活用しましょう。
第2章:Zoomの基本的な使い方。
オンライン飲み会をするときは、ビデオ通話ツールを使用します。
LINEのビデオ通話やGoogle Meetなど、さまざまなツールがありますが、一般的によく使われているのは「Zoom」です。
「Zoomって最近よく聞くけど詳しくないんだよね…」という人のために、Zoomの使い方を簡単にまとめました。
1. Zoomとは?
2. 料金プラン
3. Zoomミーティングの準備
4. ビデオ・音声のON/OFF切り替え
5. プロフィール画像や名前の設定
6. バーチャル背景の設定
7. 音質を上げる
この7つを解説していきます。
1. Zoomとは?
外出自粛をきっかけにテレワークが進み、仕事でもZoomを使う機会が増えたという人は多いのではないでしょうか。
テレビ・Web会議ツール「Zoom」とは?
Zoomとは、いつでも、どこでも、どんな端末からでも Web会議を実現するクラウドサービスで、簡単に言えば、複数人での同時参加が可能な「ビデオ・Web会議アプリケーション」です。
引用元:Zoom×日商エレクトロニクス
時間や場所を選ぶことなく、誰とでもオンラインで通話ができるため、仕事の打ち合わせからオンライン飲み会までいろんな用途で使われています。
2. 料金プラン
Zoomには無料プランだけではなく、有料のプランがあります。
プランの種類は全部で4つ。
①基本(無料)
②プロ(月額2,000円)
③ビジネス(月額2,700円) ※ホスト10台から
④企業(月額2,700円) ※ホスト100台から
有料プランを契約すると、クラウドレコーディングやホストの複数設定など、無料プランにはない機能が使えるようになります。
オンライン飲み会で有料プランを使用する一番のメリットは、3人以上の通話における40分の時間制限がなくなること。
飲み会を40分以内で終わらせるのは難しいですよね。
参加者の中に有料プランを契約している人がいれば、その人にホストをやってもらうのがいいでしょう。
※全員が有料プランを契約する必要はありません。ホストが有料プランなら40分以上の会話OK。
「参加者に有料プランを契約している人がいない」
「初めてZoomを使うので、まずは無料で試したい」
という場合は、40分以内で飲み会を終わらせるか、40分でいったん画面を閉じて、再度ミーティングURLを発行しましょう。
3. Zoomミーティングの開始
Zoomミーティングを始めるときは、ホストが管理画面から設定します。
①マイアカウントから「ミーティング」をクリック。
②「新しいミーティングをスケジュールする」をクリック。
③トピック、開催日時を入力(所要時間は適当でOK)。
④「ミーティングパスワードを必要とする」と「待機室を有効にする」のチェックを外し、ビデオを両方オンにしてから「保存」をクリック。
⑤Invite Linkに表示された招待用のURLをコピーして、参加者に送ります。
⑥「このミーティングを開始」ボタンを押せば、Zoomミーティングを始めることができます。
4. 音声・ビデオのON/OFF切り替え
Zoomでは、音声のミュート機能を使って聞くだけの参加(ROM専)をしたり、ビデオをOFFにして顔を見せずに参加することも可能です。
【ミュート設定】
画面左下にある「ミュート」ボタンをクリックすると、自分の音声を相手に聞こえないように設定することができます。
また、「ミュート解除」をクリックすると、マイクがONの状態となり、こちらの音声が通話相手に聞こえるようになります。
いったん離席するときや、何かの作業中でとりあえずみんなの会話だけ聞いていたい!というときは、ミュートで参加するといいでしょう。
【ビデオ設定】
画面左下にある「ビデオの停止」ボタンを押すことで、ビデオをOFFに切り替えることができます。
また、「ビデオの開始」をクリックすると、ビデオがONの状態となり、自分の顔が画面に映し出されます。
顔を見せたくない、家の中を見せたくないというときには、ビデオOFFで参加するといいでしょう。
5. プロフィール画像や名前の設定
Zoom画面上に表示される、自分のアイコンや名前を自由に設定することができます。
ビデオOFFの状態だと、デフォルトでは自分の名前だけが画面に表示されますが、プロフィール画像を設定しておけば、誰が参加しているのか認識されやすくなります。
【プロフィール画像の設定方法】
① プロフィールの画像下にある「変更する」をクリック。
② 画像を「アップロード」から選択し、「保存」をクリックして完了。
【名前の設定方法】
① プロフィールの名前横にある「編集」をクリック。
② 名前を設定し、「変更を保存」をクリックで、名前の変更が完了。
6. バーチャル背景の設定
Zoomでは、バーチャル背景を使って自由に背景の画像を変えることができます。
「オンライン飲み会には参加したいけど、部屋の中を見られたくない!」という人にはバーチャル背景を使うのがオススメです。
①マイアカウントから「設定」をクリック。
②「ミーティングにて(詳細)」をクリックし、「バーチャル背景」の項目にチェック。
③通話画面の「ビデオの開始」横にある「^」をクリックし、「仮想背景を選択してください」をクリック。
④「バーチャル背景」をクリックし、好きな背景を選んで完了。
7. 音質を上げる
Zoomで通話をしていると、通話中に音がブツブツと途切れたり、音質が悪くて聞こえづらくなることがあります。
オーディオの設定を変更すると通話の音質を上げることができるので、ぜひやってみてください。
①通話画面の「ビデオの開始」横にある「^」をクリックし、「ビデオ設定」をクリック。
②「オーディオ」をクリックして、さらに右下の「詳細」をクリック。
③オーディオ処理の「連続的な背景雑音の抑制」と「断続的な背景雑音の抑制」の2つを「無効化」します。
以上が、Zoomの基本的な使い方です。
どれもよく使う機能なので、オンライン飲み会に参加するときは押さえておきましょう!
第3章:オンライン飲み会で失敗しない5つのコツ。
ビデオ通話の準備ができたら、いよいよ飲み会です!
ここからは、オンライン飲み会で失敗しないためのコツを紹介していきます。
1. 事前に日程を決める
2. 出入りを自由にする
3. ファシリテーター(司会進行役)を決めておく
4. トークテーマを決めておく
5. 気になることは積極的に質問する
これを実践すれば、いわゆる「お葬式のような飲み会」を回避することができるので、ぜひやってみてみてくださいね。
1. 事前に日程を決める
事前にオンライン飲み会の開催日時を決めて、メンバーにアナウンスしましょう。
ノリで突発的に飲み会が開催される場合を除けば、事前に日時を決めておいた方が参加率は高くなります。
私はLINEグループの投票機能か、LINEグループがない場合は「調整さん」で希望日のアンケートを取って日程を決めています。
候補日が多すぎると入力が手間になってしまうので、3つぐらいの日程から選べるようにするといいですね。
必ずしも全員に回答してもらう必要はなく、どうしても参加したい!という熱量の高いメンバーの希望を集める程度で大丈夫です。
2. 出入りを自由にする
飲み会の場合、セミナーやミーティングのように最初から最後まで席にいないとダメ!ということはありません。
開始時間とおおまかな終了時間だけ知らせておき、出入りを自由にすることで、
「子どもの寝かしつけが終わってから参加したい」
「お風呂に入る前にちょっとだけ参加したい」
といった、がっつり時間は取れないけど参加しておきたい人のニーズにも応えられます。
誰かが途中参加・途中退室してもほとんど支障がないのが、オンライン飲み会のいいところです。
3. ファシリテーター(司会進行役)を決めておく
複数人が参加するオンライン飲み会では、ファシリテーターが会話を導いてあげる必要があります。
画面越しの会話は、オフラインの会話に比べて会話を切り出すタイミングがちょっと難しいです。
中には緊張している人もいます。
そこで、ファシリテーターがみんなに話題を振ったり、メインで話す人を指名していき、必要なタイミングで意見を聞いたり、まとめたり、整理します。
ファシリテーターがいるかいないかで、飲み会の満足度が変わるといっても過言ではありません。
4. トークテーマを決めておく
実はこれが、忘れがちだけど重要なポイントです。
「飲み会」っていうと、好きなように雑談して自由に楽しむイメージがありますよね。
でもそれがオンラインだと、変に「間」が生じたり、話がフワフワしてしまうことも多いんです。
実際にトークテーマなしでオンライン飲み会を開催したときは、「次は何を話そうかな…」と迷う瞬間が何度かありました。
あらかじめトークテーマを決めておけば、そのテーマに沿って各自が考えたことを話せばいいので、会話に詰まることもなくなります。
「今月がんばったことを報告する会」など簡単なもので充分なので、メインのトークテーマを決めておくのがオススメです。
トークテーマの例
・近況報告、最近がんばったこと
・相談、悩みごと、愚痴
・来月の目標
・最近買って良かったモノ
・自粛前/自粛後の変化
トークテーマに迷ったら、こんなことを話してみるといいでしょう。
5. 気になることは積極的に質問する
ふだん気になっていることなど、遠慮せずに参加者同士で積極的に質問してみましょう。
今までなかなか聞くタイミングがなかったことも直接聞けるチャンス!
顔を見ながら話すことで親近感が沸いたり、より一層相手に興味を持つことができます。
どうしても緊張する…という人は、 お酒をグイグイ飲んで、ほろ酔いになってから喋ってみると楽しめますよ。
第4章:ファシリテーターが押さえておくべき3つのこと。
前章でも説明しましたが、オンライン飲み会においてファシリテーターはとても重要です。
ここでは、ファシリテーターが押さえておくべき3つのことを紹介します。
1. 初参加のメンバーに積極的に話しかける
2. オーナーとメンバーを繋ぐ
3. 全員に話題が回るようにする
参加者の満足度を上げるために私が意識しているポイントを解説するので、これからファシリテーターをやる人は参考にしてみてください!
1. 初参加のメンバーに積極的に話しかける
初めてオンライン飲み会に参加する人は、おそらく緊張しているはずです。
ビデオ通話のやり方に慣れていなくて、戸惑っている人もいるでしょう。
そんな中、勇気を出して飲み会に参加したのに、既に他の人たちで話が盛り上がっていてなかなか会話に入っていけない…ってなったら悲しいですよね。
なので、初参加の人がグループ通話に入ってきたら、なるべく早い段階で話しかけて、安心してもらえるようにしています。
ファシリテーターは、常に参加メンバー全体を見渡しておくようにしましょう。
2. オーナーとメンバーを繋ぐ
これは、オンラインサロンなどのコミュニティで飲み会を開催するときに意識した方がいいことです。
オーナーと直接話すことでメンバーのモチベーションアップにもつながりますし、せっかくの直接話せるチャンスを活用しないのはもったいない。
自分からは話を切り出せない…という人でも質問しやすくなるように、「◯◯さんは最近こんなことをやってるんですよね?」と話題を提供して、オーナーとメンバーの会話を繋いであげるようにします。
オーナーとメンバーの交流の場として位置づけることで、よりオンライン飲み会の価値が高まります。
3. 全員に話題が回るようにする
参加人数が増えてくると、同時に会話するのがだんだん難しくなってきます。
そこで、どうしても「メインで話す人」の話をみんなで聞くという形式になるんですよね。
この「メインで話す人」が全員に回るように、ファシリテーターは順番に話題をふっていく必要があります。
ファシリテーターはとにかくバシバシ「〇〇さんどう?」といろんな人に話を振っていきましょう!
せっかく飲み会に参加したのに全然喋れなかった…では満足度が下がってしまうので、同じ人に話題が集中していないか、気にかけておくといいですね。
第5章:オンライン飲み会上級者になる!7つのポイント。
最後の章では、オンライン飲み会の上級者になるためのポイントを7つお伝えします。